胸が痛い、喉が絞めつけられる認知度が低く微小血管狭心症の症状を訴えても、どこの医者も異常なし不安が広がる中NHKあさイチで天野恵子医師による微小血管狭心症を番組で取り上げていました。症状がピッタリ!NHKあさイチを見て、天野恵子医師の診察を受けました。
微小血管狭心症NHKあさイチ
2017年12月27日、NHKあさイチを見て、今も清風荘病院の天野恵子医師の所へ2ヵ月ごとに高速を使って2時間かけて通っています。
症状はほとんどなく、すごく楽になりました。
NHKのあさイチ天野恵子医師
2017年12月27日NHKのあさイチで天野恵子医師による微小血管狭心症を取り上げていました。
友達もそっくりな症状だから見てと、連絡してきてくれました。
それまでは、どこに行っても異常なし!
天野恵子医師のお話は自分の症状にピッタリの病気!これだ~!これで治してもらえると希望が出てきました。
胸が痛い、喉が絞めつけられるこの苦しい症状から救われると、『わかってくれる先生がいる!』とホントに嬉しかったですね。
微小血管狭心症の症状は
心臓を取り巻く冠動脈の奥深くには、微小冠動脈という細い血管が張り巡らされ、心筋(心臓を動かす筋肉)のすみずみにまで酸素や栄養を供給しています。この微小冠動脈が十分に拡張しなかったり異常に収縮したりすると、冠動脈の太い血管は正常でも、血液は心筋に十分に行き渡らず、胸痛などが起こることがあります。これを微小血管狭心症といいます。微小冠動脈の異常には、女性の場合、女性ホルモンの不足が関係しているとも考えられています。
天野先生によると微小血管狭心症は、あまり知られていない病気で医師にも患者にも認知度が低く、発見されにくいという難点を持っているとのことです。
しかしこの病気で苦しんでいる人はとても多く、特に女性の閉経の更年期に発症する人が10人に1人位ととても多いのに驚きました。
先生は「エストロゲンと関係しているのではないか」とのこと。
つまり女性ホルモンの減少、特に閉経期ごろから急に女性ホルモンが減少し、いわゆる更年期の症状と心身の不調を感じる時期とも重なっているようです。
私も、あちこちの病院で見てもらい検査をしても異常なしで何でだろう?と・・・
毎日が不安で気分も滅入る日々を過ごしていました。
微小血管狭心症の特徴
天野先生がお話した微小血管狭心症の特徴をまとめてみました。
微小血管狭心症の特徴は圧倒的に女性が多い事です。
*更年期の女性に多い
30代半ばから60代半ばに発症、特に多いのは40代後半から50代前半の女性です。
女性ホルモンのエストロゲンが減少する時期と深く関係があり更年期の女性の約1割がかかる女性特有の狭心症です。
更年期が終わるとともに症状が落ち着く人もいる。
*胸が重く胸痛や喉の締め付けという症状が長く続く
痛みの症状は5分から1時間、時には半日と長く苦しむこともあります。
3ヶ月に1回ぐらいの頻度で痛くなる人が多い。
*安静時に痛くなる
結構静かにしている時が多く、テレビを見ている時、座って仕事をしている時、ベットに入った時など。
*心臓の痛みだけでなくいろいろなところに痛みが出る
心臓病なのに、みぞおちや肩こり、耳鳴り、胃、頭痛などいろいろなところにでて、辛い痛みで眠れないこともよくある。
*男性に多い普通の狭心症と違いニトログリセリンが効かない
心臓の血管が狭くなって胸の痛みが生じる狭心症や心筋梗塞は男性に多い病気、その狭心症と治療が違いニトログリセリンが処方されても効き目がない。
*よく知られている狭心症と違い医師にも患者にも認知度が低いため悩んでいる人が多い
更年期を迎えた女性の体の変化をよく判っている医師が、あまりにも少なすぎると天野先生は、話していました。
そのため、原因(病気)を求めてドクターショッピングを始める人が多くいます。
これらのことから毎日の生活の質が落ちる原因になる場合があります。
20年位前、45歳から63歳くらいの方を1770名対象にしてアンケート調査をしたそうです。
その結果10人に一人くらい経験していたとのこといや~多いのに驚きました。
イノッチが「あとあと狭心症になりやすいのか?」と質問すると・・・
天野先生「それはないと思います、男性に多い動作性の狭心症と違い、微小血管が詰まるので、今までに入院しなくてはいけないような患者さんはいなかった」と「命に関わるような病気ではないと思う」ともおしゃっていました。
良かった~!
苦しい時は、死んじゃうんじゃないかと心配してましたから。
私も、どこに行っても検査しても異常なしと発作がくると「まただ~?」と悩んでいました。
症状を発症する誘因
この微小血管狭心症どんなことが誘因で発症するのでしょうか。
・手足の冷え
・過労
・睡眠不足
・ストレス
・寒暖差
・女性ホルモン(エストロゲン)が減少
女性は冷え性の人多いですものね。
タバコを吸っている女性の方も要注意、診察の時に「タバコは吸ってる?」と先生に聞かれました。
「いいえ」と答えると「それならよかった!」と・・・
タバコはエストロゲンを分解してしまうのだそうです。
更年期頃はエストロゲンが減少することで様々な症状で、のぼせやほてり、イライラ、不眠、発汗だけではない女性特有の症状がでやすくなってきます。
最近は、スマホやパソコンと寝し際まで使っている方も多いのではないでしょうか。
結構それって不眠の原因なんですよね、知らず知らずのうちにやってませんか?
私も、パソコンを寝し際までやってました。
私の微小血管狭心症は、エストロゲンの減少もありますが過労、睡眠不足、そしてストレスでは、ないかと思います。
治療法・治療薬
天野先生にかかった一人の患者さんは、カルシウム拮抗薬を服用してから症状は劇的に軽くなりその後、心筋梗塞や脳血管障害などを起こすことは少ないそうです。
微小血管狭心症には微小血管をあらかじめ広げておくこのカルシウム拮抗薬が良く効くそうです。
カルシウム拮抗薬は毎日、1錠服用でとてもよい効き目があります。
微小血管狭心症を疑い病院に受診し医師がわからないようであれば、「微小血管狭心症ではないでしょうか。」と聞いてみるのがよいと話されていました。
次からは、微小血管狭心症にかかった私の体験談と天野恵子医師に診察してもらうまでを書きました。
興味のある方は読んでみて下さい。
微小血管狭心症の私の体験談
私は、更年期をと~に過ぎている年代で日々いやでも自分の老化を感じて過ごしていました。
ストレスの多い仕事と夜更かしそして女性ホルモンの減少が病気の原因だと思います。
女性ホルモン、エストロゲンが枯渇することによって起こってくる微小血管狭心症とわかるまで暗いトンネルを「どうして?何で?異常なしなんだ!」と悩むばかりでした。
初めての発作と症状
待望の新築完成で2017年5月連休を利用して引っ越し、その荷解きや片付けをしていた時でした。
初めての発作と症状が夜中の12時頃に起きたんです。
胸が何かに押さえつけられてるような痛みと、喉の締め付け。
特に喉の締め付けは苦しく、息がしにくい感じ、目に見えない何かに首を絞めつけられているかのようでした。
喉や胸を一生懸命にさすりましたがなかなか治らず10分~以上そんな状態だったと思います。
その症状も毎日でるわけではないんですね。
10日程してまた、同じような症状がでました。
やはり夜遅くホットしていた時間に、「あれ??まただ?」「何だろう?」今回は、軽い!
引っ越してきた方向が悪かったかな~「私、何かにとりつかれたぁ~?」なんて真剣に思っちゃいました。(笑)
それからしばらく何ともなくて忘れていました。
3ヶ月経った8月の中旬、仕事をしている時に急に胸が苦しく、また、喉の絞めつけが起こり、職場のトイレで収まるのを待ちました。
胸の違和感は少しあったものの強く出ることもなく9月も終わりました。
10月2日また、同じような症状にやはりおかしいと思い病院にかかりました。
地域の病院の診断は狭心症
地域の病院の内科にかかりました。
女医先生でとても親切に対応してくださり、心電図を取っても異常はありませんでした。
狭心症の疑いがあるとニトログリセリンがでました。
よく説明してくださったのですが、「普通の発作は5分もしないで治まるけど、あなたのは長いわね、もう1時間位症状があるね、そこがちょっと違うんだけど、発作が出たらニトログリセリンだしといたから舌下でゆっくりなめて溶かして飲みこまないように、ニトログリセリンを飲んできいたら狭心症と思ってください」と言われました。
認知度の低い微小血管狭心症の診断は出ませんでした。
ドクターショッピングの始まり
寝る前に出ていた症状が昼間も出るようになり、段々と症状は強く時間も30分~1時間ぐらい長く1日に何度も出るようになってきました。
やっぱりおかしい?ここから私のドクターショッピングが始まりました。
ドクターショッピングとは、
精神的・身体的な問題に対して、医療機関を次々と、あるいは同時に受診すること。(wikipediaより)
私も、いくつもの病院を受診しました。
*耳鼻咽喉科
喉の絞めつけられる症状は、何か喉にできているのかと思い、耳鼻科にかかり喉にカメラを入れて診てもらいました。
画面を見ながら先生の結果は「何もないですね」異常なし!これより奥は、このカメラでは見られませんとのことです。
内科の話をしましたら気の性じゃないですか?と言われてしまいました。
*痛みのクリニック、
左の肩から首にかけての痛みと胸の痛みでかかりました。
肩こりということで漢方薬葛根湯を出してくれました。
効き目は感じませんでした。
*内科にかかり胃カメラ検査
みずおち辺りが変なので胃カメラ検査をしましたが異常なし。
市の検診もあったので健康診断、数値もよく健康と出ました。
*病院の循環器内科
心電図検査、MRI検査異常なし、気にしすぎが良くないじゃないかなと!心配しすぎで自律神経がやられるよと言われました。
*逆流性食道炎の疑いも異常なし
食事の時突っかかるような、ゲップが出そうで逆流性食道炎と間違えるのは多いそうです。
*歯医者
顎関節症があるのでそちらからかな?とかかりましたが異常なしでした。
市の健康診断も全ての検査異常なしでした。
この症状の原因はどこに行っても異常なし、わからないという不安とちょくちょく出るようになった発作、胸痛、喉の詰まりが出ると死んでしまうんじゃないかという不安まで出てくるようになりました。
途方に暮れる日々とあさイチが一途の希望の光
じゃあ~この症状何で?何で?と毎日自分に起きている体の異常!!
以前よりも発作で症状の出る回数や時間も多くなってきました。
とても苦しい、胸に鉛でも入ってるようなだんだん症状が強くなり特に睡眠不足をした時は出るように思いました。
自覚症状があるのに誰もわかってくれない・・・途方に暮れる日々!
後はいつもいつも悩んでいないで「神様に全択します。神様が答えをくださることを信じます」と祈るしかありませんでした。
NHKのあさイチで天野恵子医師による微小血管狭心症の番組は私にとって、一途の希望の光を頂きました。
やっと先が見えこの苦しさから救われるとホントに嬉しかったです。
微小血管狭心症、天野恵子医師にかかるまで
NHKのあさイチを見てから、天野恵子医師や微小血管狭心症のことをネット検索しました。
天野恵子医師に診て頂くには、どうすればいいのか?病院の場所は?どんな手続きをしたらいいか?ネットで詳細に調べました。
天野恵子医師のいる病院
天野恵子医師は、埼玉県新座市の静風荘病院特別顧問として「女性内科・女性外来」を担当しています。
静風荘病院
埼玉県新座市堀ノ内1-9-28
「女性内科・女性外来の予約」とお申し込みください。
(平日)9:00 ~ 16:30 ※土曜12時まで
048-477-7300
「女性内科・女性外来」完全予約制 (初診、直接病院の窓口に行ってもかかることができません)
天野恵子医師のプロフィール
1942年 生まれ。
1967年 東京大学卒業
1967年 インターン東京大学医学部付属病院
1968年 内科レジデントNew York Infirmary(米国)
1970年 循環器フェロー Royal Victoria Hospital(カナダ)
1974年 東京大学第二内科
1988年 東京大学保健センター講師
1994年 東京水産大学保健管理センター教授・所長
1996年 東京大学医学部非常勤講師
2002年 千葉県衛生研究所所長 兼 千葉県立東金病院副院長
2004年 鹿児島大学医学部非常勤講師
2005年 秋田大学医学部客員教授
2009年 静風荘病院特別顧問「女性外来を開始」
2011年 千葉大学大学院薬学研究院客員教授日本性差医学・医療学会理事,NPO法人性差医療情報ネットワーク理事長。
予防医学,病気の発症と進展における男女の差に関する研究・啓発のほか,女性外来の普及にも力を入れている。
(内閣府男女共同参画局より)
女性内科・女性外来のかかり方と予約
完全予約制とのことで私は病院に電話はしないで郵送で以下のものを揃えて清風荘病院、女性外来天野恵子医師に送りました。
揃えて送った物は・・・
①「女性外来受診連絡票」を清風荘病院のホームページから、ダウンロードして印刷
女性外来受信連絡票の書き方
*氏名・住所・電話番号・生年月日
*現在どんな症状かを詳しく書く
*既往症(過去にかかったことがある病名)や受診した診療科(循環器内科・心療内科など)をわかる範囲で書く
*現在飲んでいる薬や検査結果をわかる方は知らせる
②今まで検査をした詳細内容
私の今までかかっていた病院は、とても親切で今まで検査をした情報を全てCDにまとめてくれました。
他の病院の検査内容と一緒に送りました。
清風荘病院から問診表
何日かして、清風荘病院から電話をもらい問診表が送られてきました。
「うわぁ~、こんなに!」というほど何ページも細かく書き込むものでした。
でも予約をするには頑張って書くしかありません。
より先生が詳しく患者さんの情報を集め診察するためと思います。
問診表を送ると清風荘病院から予約確認の電話がかかってきました。
「予約」です。
しかし、テレビを見て私のように問い合わせてくる方で、いっぱいとのことでした。
1月中旬でしたが予約は4月13日と3ヵ月後です。
ビックリしました。
3ヵ月後長いですね。早くみてもらいたいな~
でもやっとここまでたどり着きました。
天野惠子医師の特別診療
天野惠子医師の女性内科・女性外来の診療は完全予約制となっています。
天野恵子医師による特別診療は初診は保険適用外(自由診療)で各種健康保険は使えません。
料金は、30,000円
診療時間は、おおむね30分、診療時間を延長した場合でも、追加料金は発生しません。
初診は保険適用外ですが2回目から保険適用となり安くなります。
どこに行ってもわからない胸の痛み、微小血管狭心症の体験ブログのまとめ
「微小血管狭心症」は、性差医療が進んだアメリカでは20年以上前に発見されていますが、日本では今でも認知度が低くこの病気で悩んでいる人がたくさんいるということです。
私も、その一人でしたNHKあさイチの番組に、天野恵子医師に救われ心から感謝しております。
医者も私たち一般人もこの微小血管狭心症をもっともっと知ってもらい理解して認知度が上がることを願っています。
一人でも多くの方が救われますように・・・・・
ここまで長文を読んでいただき感謝します。
皆様に少しでもお役に立てれば幸いです。
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