富士山の7月は待望の山開き!心待ちにしている方も多いと思います。今年の予報は梅雨が長引きそうです。山の天気は変わりやすいもの、気温の差もかなりあります。特に初心者のあなたその服装で大丈夫?と心配です。富士山を快適に登る為に服装や持ち物をご紹介していきます。
富士山の7月登山あなたの服装で大丈夫?
一生に一度は登りたいと思わせる日本の最高峰、富士山。
今年も 7月登山のシーズンがやってきました。
今回、初めて登山にチャレンジする方もいらっしゃると思います。
富士山は標高が 3,776mであり、日本で最も高い場所へと行くことになります。
富士山山頂までは、相当つらい登りになります。
しかも頂上はふもとより空気が薄く 3分の2 しかありませんから高山病のことも考え、学んでおくと良いと思います。
5合目では真夏なのでとても暑く感じますが、山頂では雪が残っているほど寒いので体温調節が難しいという点に気を付けなくてはなりません。
普段とは想定外の事態が起こってしまうということも、十分考えて、それなりの知識と準備が必要です。
軽い気持ちで軽装で登ることだけは避けましょう。
山を甘く見てはいけません。
ただわざわざ新しくカラフルでおしゃれなアウトドアを買わないといけないと感じるかもしれません。
しかしそんなことはありません!今持っている服で代用することも可能です。
ここでご紹介するアイテムが気に入ったならば買いに行くのもいいですね。
山の気温は、標高が 1,000メートル上がると約6度低下します。
ふもとが 30度の時でも頂上は 一桁の 7度位まで下がります。
富士山ではこの大きな寒暖差にどう対処していくか?
7月~8月は熱い時期だけに防寒対策がおろそかになりがちです。
服装選びはとても大切になってきます。
あなたの服装は大丈夫ですか?もう一度確認してみてください。
富士山登山の 7月の服装
富士登山では、寒暖差や普段の日常とは異なるザラザラしたりゴツゴツした道、滑りやすい道等を歩かなくてはなりません。
そこでポイントとなるのが富士登山に適した服装や用具選びです。
ここで富士登山の基本の服装や用具をご紹介します。
・まず重要な点は乾きにくいものはNGです。(綿でなく化繊)
・動きやすくて、速乾性のある服を準備することが重要です。
・こまめに脱ぎ着や重ね着できるもの
・基本的に必要となるものはレインウェア、肌着、ズボン、靴、上着、防寒着です。
*レインウェア
山の天気は変わりやすく、レインウエア(雨具)は登山の必需品です。
特に富士登山では、雨だけでなく、霧のジメジメ、さらには風や冷え込みにも防風、防寒着としても便利なアイテムです。
レインウェアに関しては、上と下が分かれているタイプのレインウェアが良いと思います。
なぜなら上下がつながっていると歩きづらくて急斜面で高く足を上げることもあるからです。
また上下がつながっていると通気性が悪いので避けたほうが良いと思います。
湿気と汗で体が気持ち悪くなってしまいます。
運動量の多くなる登山では発汗による蒸れで、かえって内側に着ている衣類を濡らしてしまうので、内側の蒸れを外へ出す発散させる機能の物を選びましょう。
さらに、コンビニエンスストアで売られているような安いレインウェアは破れやすいのでよくないです。
なるべく頑丈のものをスポーツショップで買ったほうが良いと思います。
購入時は、登山専門店がお勧めです。
登山用レインウェアは試着して腕をを回したり、足の上げ下げ、フードをかぶったときの視界等細かい着心地を確かめて購入しましょう。
また、中には厚手のフリース等着ることも考えてサイズはゆとりを持ったものを選びましょう。
*肌着と服
肌着に関しては、下着やシャツ、靴下などが必要です。
・Tシャツ
人によって好みや肌が異なっているので一概には言えないのですが、綿よりも速乾性のある化繊が使われている下着や服が良いと思います。
綿のTシャツは濡れると乾きが遅く、汗冷えしやすいので不向きです。
・長袖シャツ
前ボタンのYシャツタイプか、ハーフタイプが着たり脱いだりしやすいようです。
吸汗速乾性に優れた保温性のあるものが重ね着できて便利です。
*パンツ(ズボン)
足の動きを妨げない立体的裁断や伸縮性、水や泥はねを ガードする撥水性のものが良いと思います。
パンツに関しては、履きなれている伸縮性のあるジャージが良いと思います。
いくら夏だとは言え下半身を冷やさないように長ズボンを着用するようにしてください。
長ズボンではなく、スカートや半ズボンを履く場合には下にタイツを履いてください。
ジーンズでは乾燥しづらくて伸縮性がないので着用は避けた方が無難です。
・サポートタイツ
ほどよい着圧によって血行を促進したり、筋肉疲労を軽減してくれるスポーツ用タイツ!
・靴下
汗をよく吸い取り衝撃を緩和するクッション性に優れたトレッキングソックスが快適です。
靴下は破れたりして靴擦れを起こることを防ぐためには厚手のものにしましょう。
登りは関係ありませんが、下山するときは足と靴が擦れやすいので、2枚着用しても良いと思います。
*上着
上着に関しては、伸縮性のあるジャージ、ウインドブレーカー、フリースなどが良いと思います。
なるべく歩きながら着ていても暑くないものにしましょう。
熱中症になるのを防ぐために、直射日光を避けることのできる服装を心がけてください。
* 防寒着
真夏であっても富士山では、フリース、セーター、ダウンジャケットなどの防寒着は欠かせません。
ダウンジャケットは軽量ながら暖かく保温力に優れています。
着ない時は、小さくコンパクトにしまえるので便利です。
防寒着に関しては、指先が冷えやすいので手袋をはめたり、一番太い血管がある首を温めるネックウォーマーを身に着けるといいと思います。
昔から、手首、足首、首と着くところを温めるといいと言いますよね。
富士山に登るために最も基本となる用具
引用 http://pressrelease-zero.jp/archives/29890
*トレッキングシューズ
ザラザラして滑りやすい砂礫(されき)の道、ゴツゴツした溶岩の岩場、このような登山道を歩くのに、向く最も基本となるのがトレッキングシューズです。
トレッキングシューズは足のくるぶしまでを包むタイプで、靴底がしっかりとした構造のもので足をしっかり保護しながら、長い距離、長い時間を歩く疲労を軽減してくれます。
靴に関しては、防水機能があり、厚底がおすすめです。
足への負担を軽減してくれます。
坂を登ったり下ったりするので滑りにくいものがよいです。
当然新しく購入した時は、履きならしておくようにしましょう。
そしておもったよりも靴に負担がかかってしまうので、丈夫な生地でできたものにしましょう。
かかとは少し高さがあるほうが良いと思います。
かかとへの負担の軽減と、登山するときにアキレス腱にとって負担がないです。
もうすこし高いハイカットの靴ではさらに足首が固定されるため捻挫を防ぎます。
特に下山するときに捻挫をする方が多く捻挫しやすいようです。
靴のきつさをひもで調節できるようにしてつま先が靴の内側に当たらないようにしましょう。
つま先が靴の内側に当たっていると指の爪がめくれてしまうおそれがあるかもしれません。
スニーカーではだめなのかという反論があると思いますが、ソールが柔らかくて、富士山の道はガタガタなので力を地面に伝わりにくいです。
それに比べてトレッキングシューズは安定していて疲れにくいということです。
・ストック
登るとき、1本ではバランスの保持に、2本では歩行のリズムに使うと役立つでしょう。
登山用の伸縮性が便利です。
・スパッツ(靴カバー)
靴の履き口をカバーするように付け、雪や雨が靴に入り込むのを防ぎます。
富士山では下山時の砂除けに役立つ一品です。
*リュックサック(ザック)
リュックサックも富士登山の基本用具の一つです。
防寒着、雨具、食料など富士登山に必要なものを入れて背負って歩きますのでシューズと同じく登山専門店で実際に背負ってみて、フィット感を確かめて自分の体に合うものを選びましょう。
リュックサックは登山用で破れにくく、重い荷物を長い時間背負っても疲れにくい、バランス感の良い物を選びたいですね。
荷物はバランスを考えてパッキングしましょう。
基本は重心がバックの中央より上で、背中側に来るようパッキングします。
実際に背負ってみて、感じをみながら入れていくのがいいと思います。
・リュックサックカバー
山では雨も降りやすいのでリュックサックカバーも重宝します。
中の荷物を雨から守ってくれますが衣類などはビニール袋に入れておくと安心ですね。
・ウエストバッグ
生き帰りの 車中や山小屋では、ウエストバッグがあると便利です。
登山中はリュックサックにしまておきましょう。
*ヘッドライト
富士登山に必須アイテム、ヘッドライト!御来光を見に行く夜道に、樹林帯の暗い道等に使います。
手に持つタイプの懐中電灯と違って、ヘッドライトは頭に装着するので両手があき、安全に行動できるのが利点です。
出発前に、念のため電球と電池をチェックしておきましょう。
電池の予備も忘れずにもちましょう。
ヘッドライトは普段は家庭の防災用具としても使うことができますね。
富士山の7月登山を快適にする服装と持ち物
富士登山の歩き始めは軽快スタイルで行きましょう。
また、小物で日差しをよけたり保温したり快適に富士登山できる服装。
・帽子
昼間の強い日差しをよけ、寒い時は頭の保温にもなります。
紫外線が強いので帽子、サングラスを用意しても良いと思います。
帽子は日陰が少ないルートで行く場合に必要です。
紫外線対策だけではなく、落石への保護にも役に立ちます。
山頂付近では平均気温が5℃なので真冬並みの温度です。
体はもちろんネックウォーマー、ニット帽で全身を覆ってください。
・手袋
ストックや登山杖を握る際の保護用の軍手と手先の冷えを防ぐ防寒用にウールの手袋と2種類あると安心ですね。
・ バンダナ・タオル
襟元の保温や緊急時には、包帯や三角巾の代用にもなる。
・断熱シート
断熱シートは休憩するときやご来光の時に役に立ちます。
雪の上に敷いても暖かく過ごせます。
登山以外にも用途があって便利です。
・携帯電話
夏の登山中は使用できる場合が多い(携帯電話会社によって違いがある)
主要コースであればおおむね使えるそうです。
・ウエットティッシュとティッシュペーパー
山小屋でのトイレの後や洗面にウエットティッシュが便利です。
ティッシュペーパーやトイレットペーパーをたたんで持っていくというのも便利です。
【大切なトイレのこと】
トイレは登山口や山頂に公衆トイレが設置され、山小屋にもあります。
富士山の環境に配慮した設備で有料です。
100円~200円で維持管理費に充てられます。
富士山の環境保護に理解協力して利用するようにしましょう。
そのため、小銭を用意しておきましょう。
富士山の7月登山あなたの服装で大丈夫?快適に登る服装と持ち物は?のまとめ
いかがでしたか?
富士山登山のために準備することが思ったよりも大変だと感じた人もいるでしょう。
しかしアイテム一式をレンタルすることもできるので利用してみるのもいいと思います。
事前にしっかりと準備することで富士山登山を一層安全に、一生の思い出を作ってきたいものです。
安全で楽しい登山をしてきてください!
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アイキャッチ画像 引用 https://www.clubgets.com/fujitozan/image/tour-plan01.jpg” /